滋賀から関空まで歩く!?三日間の歩行譚#02


ressoryankyoto.hatenablog.com

 前回↑のつづき

 

(前回までのあらすじ)ひょんなことから3日間で130キロ歩くことになった僕。初日、2月4日を滋賀県甲賀市からスタートせんとしていたのだった。。。

  

圧倒的成長

2月4日。この日は滋賀県甲賀市水口城南駅から京都は三条大橋までの40数キロを歩く予定です。

で、そんな初日、40キロ程度なこともあって、10時間かからずに難なく踏破できました。

 

まさかの一行で40キロの旅路を語るとは、我ながら圧倒的成長。そして、9500円のウォーキングシューズ(通称イニエスタ。詳しくは前回のブログにて)に感謝です。ありがとう。

 

僕も高槻サンも道中は延々と駄弁れるほどの余裕で、

 

「れそはどんな子がタイプなん?」

 

という話をひたすらに語ってました。れそ、答えてやりましたよ。

 

「フットワークが軽い人」ってね。

 

・・・ハンバーーーーーーグ!!!!!!!(これは歩く「フットワーク」と行動力の「フットワーク」をかけたジョークです)

 

・・・ごめんなさい。

 

(ホントは乃木坂46生田絵梨花ちゃんが好きです。)

 

この日の収穫としては、イニエスタが有能だったこと。チェックポイントごとの正確なラップタイムを計ったこと。このラップタイムの計算によって、時速4.4キロのスピードが自分に合っていることが分かりました。通算130キロ目にしてようやく気づいた新事実でした。

 

そして、帰りに銭湯に寄ってこの日を終えます。高槻サン付き合ってくれてありがとう。でも、「れそが好きそうな子紹介したるわ!」って意気揚々と言ってくれた話、えっとー、あれってどうなったんかな。。。

 

まぁ、これから日本をたつ人間がでかいツラしてんじゃねぇよ、って所ですわな。はい、自重します。

 

飛んで、神戸空港

2月5日。自宅前で水戸クンと集合。

 

この日、僕は昨日からの疲労を抱えていたので、イニエスタに加えてテーピングを貼ってみました。モモ裏と膝です。

 

朝飯やら所用やらでなんだかんだの9時スタート。この日は大阪、新今宮のホテルに泊まり、翌日関空へ向かう算段です。

 

そしてこの日は普段とは違うことがもう一つ。タイムリミットがあったんです。詳しくは割愛しますが、それは20時に大阪の鶴橋で焼肉を食べるというミッション。要するに、11時間で自宅から鶴橋までの約45キロを移動する必要がありました。

 

・・・無理でした。

 

だって淀川河川敷半端なく寒かったし、スタート時間遅れたし、たしかにテーピングは効いたけど前の日の疲労とかあったし、そもそも休憩時間を抜くと実質10時間くらいしかないのに45キロ歩くなんて明らかなオーバーペースだし。

 

スタートから20キロ、大阪と京都の府境で、「これ間に合うかな・・・」、スタートから40キロ、大日あたりで、「あっ、これ間に合わないやつやん」ってなって、京阪千林大宮駅から電車に乗りました。奥の手です。鶴橋で食べた焼肉はおいしかったです。はい。

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2月6日。新今宮駅。朝ぼらけ。始発の南海電車

 

新今宮関空から関空新今宮へと計画を変更しました。というのも、もしペースが落ちて到着が大幅に遅れた場合、京都への終電を逃してしまう可能性があって、それはヤバいねって。

 

で、朝の関空に着きます。旅行を控えて色めき立つ家族連れや色とりどりの中国人観光客の中にぼろ雑巾のようにくたびれた男子大学生二人組。

 

加えて、関空に着いたという事実が謎の達成感をもたらします。ただ電車でやってきただけなのにね。

 

展望台へ行き、大空へと飛び立つボーイング737を眺めながら、もはや、残り距離を歩くというモチベーションは地に堕ちていました。

 

二時間後、僕と水戸クンは神戸空港にいました。

 

歩くことをすっかり諦めた僕らは岐路に着くことになるんですけど、「神戸空港までフェリーに乗り、そこからポートライナー三宮駅へ行き、そこから京都へ帰る」という常軌を逸したルートを選択します。なんでこうしたのか・・・覚えてないです。

 

三宮の地下街で食べた刀削麺はおいしかったです。はい。

 

三日間150キロの暴挙は一勝一敗一休で終わりました。グループステージなら敗退。心の中のリトルイニエスタもこころなし不甲斐ないといった表情です。

 

少し無理のある計画でした。

 

そして、敦賀の時と同じように、またリベンジを誓ったのです。

 

関空神戸空港へ行ったから、あとは伊丹空港へ行こう!」

 

そっちかよ。

 

 

 

そして、2日後。2月8日。僕と水戸クンは伊丹空港まで歩くのでした。

 

次回予告「あの戦いから僅か二日。大空に復讐を誓う二人は再び歩き始める。己を納得させるために。旅路に別れを告げるために。次回『レソ、心のむこうに」この次もサービス、サービスゥ!」(続く)