【インド】ベジ・ノンベジ問題

 

 ジークジオン!

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当初の予定とは変わって、中央アジアの次はインドに来ました。その詳しい経緯はまた別の機会に。

 

で、インドではずっとビリヤニ喰ってました。ビリヤニとはインド式炊き込みご飯みたいな料理。このビリヤニは大体どこの食堂でもあるしハズレが無いんで昼に晩にと重宝してました。ただ右の頬の裏に口内炎が出来て、辛いの食べるとそれがツラい今日この頃です。

 そんなインドでの食事で避けて通れないのが、ベジ(veg)・ノンベジ(nonveg)問題。要するにベジタリアンの問題なわけです。インドではベジタリアンという存在が結構一般的。例えば、マクドナルドなんかにもベジタリアン向け商品があったり、そのへんのスーパーに売ってる商品にもいちいちベジ・ノンベジ(肉や魚を含む)って記載があったりします。ちなみにベジ商品は緑色、ノンベジ商品は赤色のマークで表されるんですけど、それだけではなくて、商品のみならずにそもそもの食堂やレストランもベジ・ノンベジに分けられています。だからベジの店ではマジで野菜と穀物しかない。実際、ベジの食堂に行くとカリフラワーをスパイスに絡めて油でゴリゴリに炒めることでチキンフライの様な食感を表現した料理があったり「お前、よく野菜だけでここまで食べ応え出せるな」って脱帽しますよ。ホントに。

 

で、ここで僕は思うんですよ。「さぁ、ベジの店、ノンベジの店、どっちに行こうか」

 

というのも、なんつーかどっちも一長一短なんですよね。確かにノンベジのお店は肉が食えて満足度が高いんだけど、逆に肉しかないから野菜がとれない。そしてなんか知らんけど雑多なことが多い。あ、隣は精肉店なんすね・・・檻の中で鶏がバタついてる・・・そして今俺はチキンを食べている・・・みたいな。対して、ベジのお店は、意識高いベジタリアンのポリシーなのかとても清潔で整然とした店内なんだけど、肉を使えない分スパイスや油に頼るから舌がヒリヒリする辛さ。鶏はいないけど、辛さで僕の足がバタついてる・・・みたいな。

 

どっちかなんて・・・選べないよ!! てか、どっちも選び難いよ!!

 

綺麗で健康的なんだけど、意識が高くてその分激しくてヒリヒリしちゃう緑のベジ子さん。親しみやすいんだけど、パンチがあってちょっといい加減な赤のノン・ベジ男くん。かんそうさんのブログ*1じゃないですけど、要するに、「どんぎつね」こ吉岡里帆と「全粒粉の妖精」ことメイプル超合金カズレーザーですよ。緑と赤だし。カズレーザー偏食だし。

 「極力外食しない。嫌いなものが多すぎて、偏食がすごくて。残しちゃうのも申し訳いないし。本当に嫌いなものは、香草とかシソとかパクチーとかが、ちょっとでも入ってるとテンションがすげぇ落ちちゃうんですよ」  カズレーザー、自身の偏食ぶり語る キャリコネニュース)

 

 

 どっちを選ぶ?吉岡里帆カズレーザー。問答無用で吉岡里帆選ぼうとしてる人、ちょっと待ってほしい。

 

吉岡里帆。 さすがベジタリアンの象徴なだけあって仕事への意識が高くて、観劇とか好きなんですよ。つかこうへいの戯曲を観て女優を志したという筋金入りの女優なんですよ。

「私は当時まだつかこうへいさんをよく知らなかったので、その時に、なんだこの面白い戯曲はと思ってて。それで調べたら、むちゃくちゃ有名で、どうりで!って(笑)。18歳の多感な時期じゃないですか。余計にワーッとこみあげてくるものがあって。このこみあげてくる感じはすごく信じられるな、偽物じゃない感動だなと思って舞台に憧れ始めたんです。」(吉岡里帆が語る「グラビアのお仕事のこと」――2018上半期BEST5 テレビっ子・吉岡里帆さんインタビュー #2 週刊文春オンライン

 

 そんな素晴らしいプロ意識を持ち合わせた吉岡里帆。もし一日あったとして、吉岡里帆と遊ぶの結構苦しいものがあると思うわけですよ。

 

まず、僕はURの賃貸住宅から待ち合わせ場所に向かうじゃないですか。もちろんダイハツ・トコットに乗って。途中でエネオス寄って。で、ちょっと気分昂ぶりつつ待ち合わせ場所の公園に到着して、ベンチかなんかに座って待ってる吉岡里帆の頬にキンキンに冷えた綾鷹にごりほのかのペットボトルをピタッと当てて

「ひゃっ、冷たい! あ、なんだーれそくんかー」「ごめん笑 待った?」「ううん。」

トラフル錠のおかげですかね。右の頬の裏にできてた口内炎もすっかり完治ですよ。

 

僕は訊きます。「そう?で、今日はどこいこっか。劇場版名探偵コナンから紅の恋歌なんかどうk・・・」

 

「今日はお芝居観に行きたいな。下北沢で。つかこうへいの。」

 

「いや・・でも」

 

「今日はお芝居みたいんだ。お仕事の勉強にもなるし。」

 

「そうですね……休日はひとりで映画や舞台を見に行ったり、ライブとかイベントに行ったり。外に出る派です。(中略)ここ1、2年は、家で何もせずに終わったというのは年に1、2回くらいしかないですね。なんか、ためになることをしたいなと思うタイプです。 」(吉岡里帆「がむしゃらに、もっと必死にやらないと」ブレイクしてなお変わらぬ姿勢 livedoor news)

 

この意識の高さはやっぱベジ界のミューズですわ。そんで、結局下北沢の劇場に二人で行くわけです。劇場に行ってみると、馴れ馴れしく話しかけてくる謎の劇場関係者(男、丸淵メガネ、バンドカラーシャツ)と盛り上がって話し込んじゃう吉岡里帆と蚊帳の外の俺っていう状況。

 

「れそくん。まだちょっと時間かかりそうだから、これでも読んで外で待っててもらってもいい?ごめんね。。」そして、吉岡里帆から手渡される最果タヒの詩集。詩集。ポエム。

 

最果タヒの詩集。

 

「小説も読みますし、最近は詩。最果タヒさんっていう詩人の方が大好きです。」

吉岡里帆インタビュー「私が志村けんさんからもらった言葉」テレビっ子・吉岡里帆さんインタビュー #3 週刊文春オンライン)

 

 わしゃ、コナンが観たいんじゃい。意識が低いんじゃい。最果タヒ?なんやこの横尾忠雄作品をデトックスして片栗粉で溶いたみたいな表紙は。最果タヒなんて京大文学部を煮詰めてマカロンで挟み込んだ、京大の極み乙女やんけ。残念ながら今日はコナンの口になってるんだよ。和葉の頑張り見たいんだよ。そこにつかこうへいで、おかわりに最果タヒ。のどごしゼロだよ。口の中に残りっぱなしだよ。なんだよ、CMでてる商品いっぱい買ったのによ。

 

ここで、きっと平成の植木等ことカズレーザーなら「から紅?赤いねえ~いいですね~」とか適当なこと言ってコナン見せてくれるよ。で、見終わった後、「おもしろかったね。あ、この本面白いから読んでみてください」。そうやって「ムー公式 実践・超日常英会話」をプレゼントしてくれるカズレーザー

 

テレビ朝日系で放送された『アメトーーク!』「本屋で読書芸人」で、超常現象専門誌「ムー」がプロデュースする「ムー公式 実践・超日常英会話」が、メイプル超合金カズレーザーの“今年読んだお気に入りの本”の1冊として紹介された。」(【本屋で読書芸人】カズレーザーお気に入りの1冊「ムー公式 実践・超日常英会話」をチョイ見せ! tvlife)

 

 「私とあなたは、前世で同じアトランティス人でしたね。(I believe that we were both Atlantians in our previous lives.)」なんやこの本、めちゃくちゃ面白そうじゃないか。そして、このカズレーザーいいやカズ先輩は面倒見もいいらしい。番組の企画でカズレーザーに弟子入りした若手芸人は語る。

 

あと、先輩風を吹かせて偉ぶったりすることはまったくないですね。焼肉屋で僕らが肉を焼こうとしても、『いいよいいよ』って率先して自分で焼くんですよ」「(M-1予選敗退に対して)そのときもカズさんは僕らが伝える前から結果を調べてくれていて、しかも『力になれなくてすみません』と向こうから頭を下げてきたんです。どう考えてもこちらが謝るべきところなのに……。本当にすごい人だと思いました」(【インタビュー】“カズレーザーの弟子芸人”が明かす、謎に包まれた師匠のプライベート トレンドニュース)

 

あぁ一生ついてきます!カズ先輩。

 

でも、

 

吉岡里帆は「どん兵衛のきつね食べてたらいつでも一緒にいてくれる」し、おあげさん食べたら「痛っ」なんて、もはやそういうプレイができるし、URでアール!のノリで「れそくんが好きなのでアール!」って言ってくれるよ(言ってくれない)。

 

なんだよ。そんなんカワイイに決まってるじゃないか・・・お前、ずるいよ・・・クソぉ・・・頑張ってつかこうへいも最果タヒも楽しむよぉ。だから結局、カズと里帆の間で宙ぶらりんなままの僕。分かっているの。あいまいな態度が両方を傷つけている事は。でも、やっぱりどっちかなんて・・・選べない。。。(かすれ声)

 

 

え?意味わかんないだって?「なに言ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」だって?

 

うるせーな!! 「音量上げろタコ!!」

 

はい、現場からは以上です~

 

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