【インド】二段ベッドで女と営む白人とバスでおっさんに痴漢される俺。

ジークジオン!

 

マジでタイトル以外の何物でもない。

 

南インドのIT都市バンガロールにいた時の話ですよ。泊まっていたのは割と開放的で社交的な雰囲気の宿でスタッフもゲストもみんなガンガンに話しかけてくれたんで、マジ感謝&英語拙くてマジ謝罪って感じだったんですけども、宿泊二日目に事件は起きたわけです。

 深夜27時半。二段ベッドの下の段でウトウトしていた僕。するといきなり扉が開き、大きな男女の笑い声が聞こえて僕は覚醒状態に引き戻らされました。それはもう滅茶苦茶うるさいんですが、時間も時間なのでそのまま黙って寝ようとしてて。そしたら、いきなり女の声で「f**king!!!  れそ!!!!」と。

 

もう、頭の中はてなはてなはてなですよ。意味わかんねーよ。何故ただ寝てるだけで、そんなこと言われなきゃならんのですか。いきなり大声で部屋に入って来たお前の方が迷惑じゃないのか。というかなんで俺の名前知ってんだよ。

 

疑問と動揺、衝撃でもう寝るどころじゃない。かといって、頭ごなしにファックと言ってくる相手に対して反応したらこの後どんな展開が待ち受けているのか怖い、怖すぎる、ということで起き上がれずにいました。そして、こちらが身動きを取れない間にも二人の歓談は続いていきます。ただ、最初は寝ている自分の横側から聞こえていた声が少しの振動の後に自分の上側から聞こえてくるようになって、おそらく二人は僕の上、二段ベッドの上段に移動したことが窺えました。

 

暫く彼らの歓談は止まず、僕と彼らの膠着状態が続いていると、今度は男の声でハッキリと「オーラルセックス」と。

 

え、いやいやいや、え?ですよ。意味わかんねーよ。確かに、北京では隣の部屋から喘ぎ声が聞こえてきて「AV撮れそうやな」*1とか思ってたけど、バンガロールの上段のベッドでオーラルセックス始まったら流石に「ワシAVのエキストラやん」なんて愉快なことは思わねーよ、思えねーよ。

 

どうやら会話を聞いていると「さすがに同室で他人が寝ているのに、セックスをするのはマズイ。オーラルセックスにしよう。てか、なんでこのアジア人いるんだよ。」的な事を言っているらしく、「あぁ。だから『f**king!!!  れそ!!!』なのね」と伏線が回収されて変に納得したんですが*2、もはやそんなことどーでもいい。ゆっくり薄目を開けてみると、床には投げ捨てられた男女の下着が。もう、今まさにコトが始まらんとしているわけです。どーすればええんや。

 

・・・結局、何もできませんでした。「犬の鳴き声がうるさくて起きちゃったよ」ぐらいの小粋なジョークでも言えばよかったんでしょうが、そんな余裕も気力も英語力もコミュ力もなく、ただただ「oh~!! f**king bitch!!」とか言ってるのを聞いてました。瞼は閉じているけれど目はバキバキに開いてました。てか、お前ら喘ぎ声さえ出さなければいいと思ってんじゃねえよ。流石に何やってるかぐらいは分かるわ。京大生の英語力を舐めんなよ。

 

そんな感じでベッドの上段の白人が営む一方で、下段の東洋人はというとバスでおっさんに痴漢されてたんですよ。

 

これはウーティというバンガロールから200キロぐらい離れた避暑地にいた時の話で、この事件の3日前の事になります。

 

 昼下がり。街から離れた展望スポットに行こうと路線バスに乗ってたんですよ。始発だったから二人掛けの窓側の席を陣取ってまして。そしたら、二、三個目のバス停から50代っぽいおっさんが凄い勢いでバスに乗り込んできて、僕の隣にドカッとと腰を下ろしたわけです。

 

この小太りのおっさん、隣に座ってきたはいいが、窓の外を気にしてやたらと外の方を覗いている。なんなんやろ、と思っていると、次第に外ばかりを気にするようになってこちらに覆いかぶさるような体勢を取るおっさん。そして、バスの振動に合わせておっさんの手が僕の股間に触れます。最初は、バスの振動のせいなのか、と思ってましたが、それにしては明らかに変な体勢だし、確実におっさんの手が僕の股間に触れる時間は長くなり続けて、しまいには常に股間に手が置かれている状態に。

 

ここまで来てようやく僕は、このおっさんのやりたいコトが分かりました。痴漢やん。ホモやん。って。

 

僕は手にもっていたスマホ股間近くに下ろし防御壁(ウォール・シーナ)としておっさんの手をガードしますが、おっさんの手は責めることを止めません。攻防戦はおっさんの優勢で、その手はズボンという第二の壁(ウォール・ローゼ)を突破し、最後の壁、ウォール・マリア(パンツ)への攻撃に移ろうとしています。この状況で僕は思います。

 

「ここで勃起したらマジで終わりだよ。」

 

(そこかよ。)でも、恐怖よりも何よりも、この小太りのインド人の手によって勃ってしまうのは日本男児としての敗北じゃないかという思いでした。マジで頑張れ、俺の自律神経。

 

このままいけば一体僕はどうなってしまうんだろう。そんな興味も湧きましたが、あと一歩でおっさんと僕の肌と肌が触れ合ってしまいます。最早そんな悠長な事考えていられる状況じゃありません。そこで意を決し、彼の方を向きなおして「NO!!!!!!」としっかり拒否を伝えました。するとこの小汚いおっさんが微笑んできて

 「Room?」

 部屋行こ?てか? 

 

行くわけねぇーだろ!!

 

で、もう一度拒否を伝えると彼は寂しそうな表情でそそくさとバスを降りていきました。結果的には何事もなく、勃起もしませんでした。ホント、痴漢ダメ絶対。そして、ありがとう。僕の自律神経。

 

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なんで上段の白人はあんななのに、下段の僕はおっさんなのか。前回の記事で、吉岡里帆カズレーザー、どっちかなんて選べないって言ったけど、アレ撤回させてください。 

 

 吉岡里帆だよ。ゼッタイ吉岡里帆だよ。なんで上段の白人には吉岡里帆で、下段の僕はカズレーザーなんだよ。

 

バイセクシャルだからと言ってカズレーザーがインドのおっさんと同じとは思わないけれど、仮にだよ、仮にしもだよ、一人でインスタントラーメン食ってる部屋に突然現れるのが「どんぎつね」こと吉岡里帆か「全粒粉の妖精」ことカズレーザーだったらどっちがいいかっていう話ですよ。

 

バイセクシャルを公言しているメイプル超合金カズレーザーには、好きな芸人がいる。流れ星のイケメン、瀧上伸一郎だ。(「探求心が旺盛で持て余している? 前田敦子似の芸人妻は欲求不満」@nifty news)

 

私こう見えても流れ星の滝上似ですから(嘘)、部屋に二人っきりでしょ?もうインド人のおっさんよりも先まで行っちゃってるんだから、下手しいカズレーザーに奪われるよ。あんなモノやこんなモノを(大嘘)。バッチコーイって動画みたいに悶えるカズレーザーの姿が見れちゃうよ。

 

というか、「どんぎつね」が強すぎる。可愛すぎる。もう意識の高さについていけないなんて贅沢なことは言いませんので、頼むからどん兵衛開けたら、吉岡里帆、出てきてくれ。いつでも僕と一緒にいてくれ。

 

吉岡里帆じゃなくてカズレーザーに選ばれた俺。まぁそんな感じで最悪な経験だったけど、唯一のポジティブ要素がありました。

 

カズレーザーの相手役ってことは、俺ってほぼ千葉雄大じゃね?」

 

はい。。。ごめんなさい。

*1:【北京】世界一周初日のはなし - ウルムチのホテルにチャリを送る。~現役京大生の世界一周~

*2:宿で唯一の東洋人だったので面識のない人にまで名前が知れ渡っていたらしい。