【チリ】パスポート盗まれました(事件の経緯編)

チリでサブバッグを盗まれました。現金やパソコン、パスポート等総額10万円超の被害総額です。

 


反省と注意喚起を込めて、ブログとして投稿します。

 


前編では事件の経緯を、後編では事件後の諸手続きについて紹介しようと思います。

 

 

 

「盗難事件の経緯」

僕は大学の友人と2人で南米を旅していました。その友人が新年度に向けて3月23日にチリのアントファガスタ州カラマから日本に帰国するということで、前日の22日に僕たちはボリビアのウユニからカラマへと移動しカラマで一泊しました。

 


そして翌日の23日。友人のフライトは夕方の6時ということで時間があったので、少しカラマの街を散策していました。街や市場をぶらついて、13時過ぎに中央市場近くの大衆食堂(下写真のcosinera DESSY)に入りました。(下記地図の黄色い星マークの場所です。)大衆食堂の店内は奥に細長く、テーブルは4人がけのものが3×10弱並んでいたように思います。つまり、縦に三列並んだテーブルの間を通路として利用している様子でした。

 

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僕らは縦の中央の列、入り口から数えて3つ目ぐらいの4人がけテーブルに座りました。友人が入り口側に座り、僕はその正面に向き合って座ります。そして僕は隣の席に持っていた斜め掛けのサブバッグを置きました。

 


一通りメニューを見て悩んだ後、店員が僕らのオーダーを取り終わる頃に入り口から中年の男女が僕たちのテーブルに近づいてきました。そうして僕らの座る椅子の反対側、つまり、サブバッグの置いてある側を通って、彼らは僕の背後を通過し僕らの座る方へと抜けていきました。ちょうどJの字を書くような感じです。

 


すると彼ら、僕らのテーブルの真横でモゴモゴモゴと何かを言ってふいに紙ナプキンを落とします。この時点で何か怪しいなどという違和感は特に無く、僕は拾ってほしいのだと解釈して、紙ナプキンを拾ったのですが、それを渡そうと顔を上げると彼らはもういなくなっていました。そしてここで違和感を抱き、自分の隣の席へ向き直すと、あろうことかあるはずのサブバッグが消えていました。

 


「やられた」

 

サブバッグが盗まれたことに気づいた僕は彼らの後を追ってすぐに店を飛び出しました。男の方が左へ歩いて行ったのが見えたので、男を追い、追いつきましたのです(下記地図赤矢印)。ただ、彼は僕のサブバッグを持っておらず、「俺の鞄はどこだ!」と訊ねると道の反対側を指さします。そこで、パニックで気が動転していた僕は男を解放し、道の反対側へと走り出してしまいました。おそらく女は店を出て右側へと逃げたはずです。(下記地図青矢印)そうするともう彼らは見つかるはずもなく、僕のサブバッグは完全に盗まれてしまいました。

 

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幸いスマホと全てのクレジットカードは無事だったのですが、米ドル(500ドル程度)、パソコン、パスポート、免許証、学生証、モバイルバッテリー等総額10万円を超える被害でした。

 


これが事件の顛末になります。人気の多い白昼の店内で自分は友達と二人でいる、しかも南米では比較的治安の良いチリということもあり油断していました。完全に油断していました。普段サブバッグをサラで置くようなことはしないだけに滅茶苦茶くやしいです。情けないです。ちなみに、首都のサンティアゴでこの話を欧米人のバックパッカーにしたところ「カラマは治安がいいのに。」と言われましたが、後日日本大使館の方に伺ったところ、チリでもスリやひったくり等の軽犯罪は多発しており、特に東洋人はお金を持っていると思われているため特に注意が必要なそうです。我々日本人は常に狙われていることを肝に命じた方が良さそうです。

 

 


後編では、事件後の警察への連絡やパスポートの再発行について書いていこうと思います。

 

類似の事件が起こらないことを願います。